EKIDEN NEWS 9MONTHS ジャケット
¥43,780($276.29)
※この商品の販売期間は2026年9月24日 07:00 ~ 2026年10月31日 00:00です。
発送予定:2026年10月1日 から順次発送
EKIDEN NEWS 9MONTHSジャケット
エディオン・ディスタンスチャレンジの帰りに立ち寄った京都で、きれいなブルーのコートが目に飛び込んできた。店名もロゴも、どこにもない。思い切って扉を開けると、そこに並んでいたダウンやコートが、あまりにも格好よかった。服にはタグも値札も付いていない。
「うちはクロージングレーベルなんです。ロゴも店名も出していなくて、商品を見て、勇気を出して店に入ってきた人だけにお売りしています」と、いちいち面白い。
羽織ったダウンは、これまで着たどのダウンよりも軽く感じた。実際の重量だけでなく、重さが肩ではなく背中にかかるように設計しているのだという。ゆったりしているのに、着ぶくれして見えない。顔を包み込むようなフードの形も、初めて見るものでした。
お店の名前や場所は伏せる約束なので、店主のことは「海原雄山(仮名)」と呼ぶことにします。
それから半年。何かと理由をつけて京都へ通い、服を買い、話を聞いた。形が格好いいだけではなく、なぜそうつくったのかを聞くと、いちいち納得する。そのうち、筆者が取材で着たいジャケットの話をするようになっていきました。
防寒はインナーに任せる。だから、オーバーサイズ。
駅伝を追いかけていると、一日の中でも必要な暖かさは変わります。
大手町でスタートを待つ間はダウンがありがたい。でも、そのまま電車に乗って移動すると暑くなる。乗客が増えてくると、ジャケットの中で蒸れて、汗だくになることもある。
夏のヨーロッパも、Tシャツだけで過ごせるわけではありません。暑い日もあれば、雨が降って急に冷え込む日もある。ただでさえカメラやレンズで荷物が重いので、持ち歩く服はなるべく軽くしたい。
雨風をしのげて、軽くて、持ち運びやすいものが欲しい。
防寒は、中に着るものに任せればいい。
防寒肌着の機能はよくなったし、部屋着にも使えるインナーダウンが手頃に手に入るようになった。スウェットシャツ、スウェットパーカー、ニット、セーター。中に着るものは、暖かさだけでなく、軽さやデザインも好みで選びたい。
だから、その上から羽織るジャケットには、重ね着できる余裕を持たせる。
オーバーサイズにしたのは、そういう理由です。
そんな話を重ねるうちに、海原雄山(仮名)がデザインを見せてくれました。あのフードと、ゆったりしたシルエットを活かした、ポンチョのようなジャケットでした。
撮るときも、移動するときも。
もとになったのは、お店にあったコートです。ただ、取材で着るには丈が長かった。
筆者はカメラをぶら下げ、膝にはサバイバルゲーム用の膝パッドをつけて、しゃがんだり、寝転がったりして撮ります。フィニッシュでは、膝立ちのまま待ち続けることも多い。だから、前は短くしたかった。
一方で、雨に濡れたシートや路面に、そのまま座ることもある。お尻に当たる後ろ側には、生地がほしい。
前は短く、後ろは長く。
カメラを縦に構えるときには、腕が上がり、肘が曲がります。そこで肩や脇が詰まらないようにラグランの形を活かし、袖の後ろ側にはタックを入れ、肘を曲げるための余裕を持たせています。
袖口には柔らかなゴムを使いました。袖をまくりたいときには肘あたりまで上げられて、腕を締め付けすぎない。そのあたりも、実際に着て動くことを考えてもらいました。
中に着る服のポケットにも、仕事をしてもらう。
取材中は、なるべく手ぶらで歩きたい。左右の大きなポケットには、スマホや財布、バッテリーが収まります。500mlのペットボトルくらいなら、すっぽり入る。
ただ、全部をジャケットのポケットに入れると、重さで引っ張られて、シルエットにも影響が出てきます。
防寒をインナーに任せるなら、その服のポケットも使えばいい。
そこで、収納用のポケットや内ポケットとは別に設けたのが「貫通ポケット口」です。
ここから手を通すと、中に着たパーカーやインナーダウンのポケットに届く。ジャケットの前ファスナーを開け閉めする必要がありません。
脇のサイドファスナーを開ければ、パンツのポケットにも手が届きやすくなります。座ったまま物を取り出すときにも便利ですし、蒸れてきたときには、ここを開けて風を通せます。
ちなみに筆者は、パンツの左ポケットに手を入れる癖があるので、左側のサイドファスナーをいつも開けています笑。
あのフードに、パーカーのフードを重ねる。
最初に店をのぞいたときから気になっていた、あのフードの形も引き継ぎました。
フードが始まる位置を前側で下げ、ファスナーを縫い付けるラインを前へ湾曲させる。するとフードが前へ傾き、顎の下に空間ができます。
この空間があるから、中にスウェットパーカーを着て、そのフードをジャケットのフードの上に載せられる。
「フードonフード」という着こなしです。
首まわりに重ねるものまで含めて、中に着る服を選べるジャケットになりました。
※写真のスウェットパーカーは着こなし例です。ジャケットには付属しません。
約1か月半、ヨーロッパで着てきました。
7月末、京都で初めてサンプルに袖を通したとき、最初に出た言葉は「軽い」でした。
もとのコートから引き継いだ、背中に重さを背負わせる設計。そこに、今回採用したブリザテックの生地そのものの軽さが加わりました。
欧州へ出発する前日に京都で受け取ったサンプルを持って、約1か月半、取材をしながら各地を回りました。
肌寒い朝に羽織る。空港では畳んでバッグに入れる。着いた先で、また羽織る。競技場から街へ、そのまま歩いていく。街のショーウィンドウに映る姿も撮り続けました。掲載している欧州の着用写真は、そのときのものです。
ブリザテックは、表面で雨粒をはじく撥水性と、内側の湿気を外へ逃がす透湿性を持つ生地です。多少の雨風をしのぎながら、着て動くときの蒸れも逃がせるようにしたかった。
ただし、このジャケットはレインウェアではありません。撥水性の高いシェルジャケットです。完全防水ではないことをあらかじめご理解ください。サンプルを受け取ったとき、海原雄山(仮名)が言いました。
「少なくとも日本では、7月から9月以外の9か月は出番がありそうですね」
そこから、名前は「9MONTHSジャケット」に。
中に着るものを変えながら、競技場にも、街にも持っていく一着です。
京都へ行けない友達にも、着てもらいたい。
筆者がいいと思った服を、京都へ行けない友達にも、EKIDEN NEWSを見てくれている人にも着てもらいたい。そのための別注です。
誰にでも別注をつくってくれるわけではない。お金があるから、有名だから、ということで引き受けてくれるものでもない。半年ほど京都へ通い、服のつくり方や考え方を知っていく中で、今回の話になりました。
別注といえば、相手のブランド名と自分たちの名前を掛け合わせるものだと思う。有名なブランドと組むことが、関心を持ってもらうきっかけにもなりますが、今回も、お店の名前や場所は伏せたまま。販売します。
なるべく多くの人に手が届く価格にするため、生地は一色にまとめ、1kmを確保しました。計算上では、ここから全サイズ合わせて約300着つくれます。
もともとの、男女で分けずに着られる設計を活かし、オーバーサイズのシルエットでM・L・XLの3サイズに。既存のコートをもとにしながら、形を活かして縫製の工程も見直すことで、税抜39,800円という価格で作ることができました。
サイズの選び方
まずは身長を目安に選んでください。
ポケットの位置、袖の長さ、全体のシルエットを考えたサイズのバランスです。
- M:150〜165cm
- L:165〜175cmくらい
- XL:175cmより高い方
172cmの筆者もMサイズを着られますが、ポケットの位置が高く、しっくりきません。一方、165cmの妻には、Lサイズもゆったり着る分には悪くありませんでした。着られるかどうかだけでなく、ポケットの位置やシルエットも選ぶ目安になります。
重ね着の余裕は、ジャケットの設計に含まれています。オーバーサイズで着るために、さらに大きなサイズを選ぶという意味ではありません。体格や中に着たい服も考慮して、実寸をご確認ください。
Mサイズ製品実寸 寸法
着丈・前 72cm
着丈・後ろ 85cm
胸囲 127cm
身幅 63.5cm
裄丈 94cm
胸囲は製品を一周した寸法、身幅は平置きした幅です。
裄丈は、首の後ろ中央から肩を通って袖口までの長さです。
素材
ブリザテック/3レイヤーリサイクルナイロンタフタを使用してます。
耐水圧11,000mm 透湿度8,500g/㎡/24h 生地重量120g/㎡
数値は生地の性能と重量です。ジャケット1着の重量や、
製品全体の防水性能を示すものではありません。
価格
税抜39,800円(税込43,780円)+送料1,700円
販売について
できあがったサイズから順に販売する「ウェーブスタート販売方式」です。
第一ウェーブはMサイズから。L・XLは、できあがりに合わせて案内します。
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レビュー
(6)
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